綿

2006年7月 日本の綿の花

日本の綿は派手だった。クリーム色でまんなかが鮮やかな赤。もとは熱帯の花なんだなあ、と納得した。アメリカの綿の花は白い。日本の綿はきゃしゃだが、結構伸びる。アメリカの綿はがんじょうである。日本の綿はさすがというか、葉をくるくる巻いてしまう謎の害虫にやられた。アメリカの綿を育てたときには虫はなかった。コットンボールは日本のがやや小さめ。

アオイ科ワタ属の多年草。原産地はインドとアフリカといわれ、紀元前2000年にはインドで栽培され、繊維として使われていた。中国への伝来は晩唐とも北宋とも言われている。日本に本格的に伝わったのは戦国時代で、江戸時代初期にかけて急速に栽培が拡大した。その綿は、現在のエジプト綿・アメリカ綿が新大陸で発見された品種であるのに対して、インド原産の旧世界綿に属した。新世界綿の綿毛の繊維が1インチ(2.54センチ)以上あるのに対して、1インチ以下の短繊維で、直径が太かった。そのため糸は太糸になった。

綿の実