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桜草
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江戸の花、桜草。江戸の庶民は江戸郊外に春群生して咲く花を楽しむとともに、園芸種を創出し、洗練された花遊びをも考え出していた。寒天に紅白の桜草を挿すとか。 |
サクラソウ科サクラソウ属(プリムラ)の多年草。プリムラとはラテン語の「最初の」の意味。春一番に咲く花としてヨーロッパで愛されている。大きくはヨーロッパ系と中国などのアジア地域系にわけられる。
ヨーロッパで普通に見られる桜草は黄色の一重の花が一茎に一つつくプリムラ・ウルガリスで、イギリスではプリムローズと呼ばれる。イギリスの古い風習では復活祭の教会の装飾に使われ、スコットランドではこの日に球形にたばねた桜草のまん中に6弁の白いアネモネを挿した花束を作るそうである。また花をサラダにしたり、花弁を乾燥させてお茶にする。ヨーロッパの桜草を交配した園芸種が冬に色とりどりの花を咲かせるプリムラ・ポリアンサス。ポリアンサスとは花の多いという意味。 また中国の四川省・雲南省からチペット自治区のヒマラヤ山脈にかけての高山地帯には多くの桜草があり、19世紀末ヨーロッパのプラント・ハンターが多数持ち帰って、イギリスなどで多くの園芸種が生み出された。 原種のほとんどは山岳地帯に自生するため、寒さに強いが暑さに弱い。
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