黒種草(ニゲラ)
霧の中の恋。そんな英名がよく似合うなんとなく儚い花。ドイツでは「叢林のなかのグレートヒェン」とか「緑のなかの処女」などとロマンチック。種が熟すると風船のようにふくらんでくる。

2006年7月

キンポウゲ科の1年草。 南ヨーロッパ原産。学名Nigella damascena。ニゲラとはラテン語で黒をあらわし、種の色から来ている。
英名は Love-in-a-mist, Fennel flower。葉は羽状複葉で、小葉は糸状に細裂して繊細。花弁のように見えるのは萼片である。種子は真っ黒で光沢があり、揮発性のニゲルエールが含まれるため芳香があるが、毒性もあるとか。エジプトでは古代から種子をパンを焼く前にふりかける風習があった。ドイツでも同様のならわしがあったが、魔よけの意味があるとされている。