2007.02
冬なのに元気な黄色の花を咲かせてくれる。ダイダイ色のは仏さんのお花のイメージが強かったのですが、これはレモンイエローでとてもフレッシュです。
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故郷は南ヨーロッパやレバノン。イギリスでは「Marigold(マリア様の黄金の花)」とはそもそもこの花であり、ヒマワリ以前の「太陽花」でもあった。後者は太陽とともに花を開閉するためである。ギリシア神話で太陽神アポロに恋したニンフのクリティが嫉妬のあまりアポロンの恋人レウトコエ王女の父に情事を密告したために王女は生き埋めにされてしまった。クリティはこれを恥じ、9日間空を過ぎるアポロンを見ている内に身体がキンセンカになったといわれている。アポロンに憧れた少年がいて、それをねたんだ雲の神に太陽を7日隠したのを嘆いて死に、キンセンカになったともいう。それで花言葉は「悲しみ」や「嫉妬」となっている。しかしこの花が一年中咲いていることから、恋愛に対する志操堅固と忍耐をあらわすものとして結婚式の花錺りに使われたりしていたこともある。中世ヨーロッパではハーブとして乾燥した葉で色つけをしたり胃病・虫くだしなどの民間薬にもされた。中国には6世紀半ばに伝来し、金盞花と呼ばれたが、これは黄金の盃のような形をした花という意味。日本には10世紀には渡来しており「倭名類聚しょう」に「金銭花(こむせんか)」と出ている。

上図は、嘉永6 (1853) 刊 、備中岡田藩の加藤良左衛門正得の手による俳諧の季寄せの書『これこれ草 』所収のキンセンカ。
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