クロッカス Crocus

2004春

なぜだかサフランとばかり思っていたのですが、サフランは秋咲きで紫の花だそう。もっともサフランはクロッカスの一種ということらしいです。ミルクのような白さにダイダイ色の蘂が見事。

アヤメ科クロッカス属の球根植物の総称。地上に茎がなく、短い花茎上に1〜3輪の花をつけ、花びら6枚が開く。3本のおしべと柱頭が3裂しためしべがある。別名花サフラン。学名はCrocus spp。

アヤメ科クロッカス属の多年草。原産地は地中海沿岸ヨーロッパと小アジアに約80種の原種が分布 。クロッカスとはギリシャ語で「糸」を あらわすkrokeからきた言葉で、花の雄しべの花柱が上部で三つに分かれて、長く糸を垂れるようなところからきている。春咲きと秋咲きがある。春咲きのクロヌス・ウェルヌスはヨーロッパの山岳地帯に広く自生し、17世紀からオランダで改良され、ダッチクロッカスと呼ばれる多数の園芸種を生み出した。日本には「ハルサフラン」の名で明治元年(1868)に伝来した。

秋咲き種の代表として、花柱の頭を乾燥させて粉にし香料や染料に使うサフランの名でしられるクロッカス・サティウスがある。

ギリシャ神話では、ゼウスとヘラ夫婦の寝台はクロッカスで作られていたとか。叶わぬ恋に自殺した青年がクロッカスに変えられたとか、ギリシア神話に登場する美青年クロッカスは、羊使いの娘スミラックスと互いに愛しあっていたが、神々に反対されて自殺し、花の神フローラにより花になったとか、ヘルメス神の恋人で橇から谷底に落ちて死んだ少女の名とか、さまざまな物語がある。花言葉は「不幸な恋」(フランス)、「切望」「青春のよろこび」(イギリス)など。

耐寒性が強く、日があたれば開花し、夜には閉じる。有機質に富む水はけのよい砂質土壌が適している。

2005.02