私の高校時代は暗く、抑圧されていた。主観的には大島弓子先生の描く少女のような気持で生きていたのでありました。萩尾望都描くところの少年のように外界にあこがれながら、大島弓子描く可憐で切ない女の子の気持ちを捨てきれない。人間の「自由」のありかたについて高校生活を舞台に描いた「ローズティーセレモニー」(朝日ソノラマ『大島弓子選集』6)とか、「草冠の姫」とか、影響を受けた。
美しい描画、最高にきれいな表情(少女漫画の最高峰だろう)。あたりまえの生活の粋を守りながら、彼女の取り上げるテーマは、狂気(「ダリアの帯」)や不倫や盗癖など、けっして軽くはない。最も尊敬し、愛する作家である。猫を愛する人なので猫マンガもいい。