これは短い唄。調子は二上りです。
からすに「どこへいく」と呼びかける、そしてどこそこへと答える古唄や民謡はたくさんあります。有名な「七つの子」では夕暮れ山に帰っていくからすですが、ここでは飛んでいくからすといっしょに熊野に行こう、というものです。江戸時代に熊野信仰をひろめた熊野の御師や熊野比丘尼により、熊野三山と烏のつながりは有名でした。
牛玉宝印は寺社が初春の儀式の際に信者に配布する護符。もともとは牛の胆石(牛玉)が薬になるということから発して魔よけに使いました。中世以降には起請文の用紙(裏に文言を書く)として使うようになります。戦国大名は和平の際にこれをかわし、江戸の遊女は客とこれをかわす。誓いをやぶると恐ろしいことが起こるとか。熊野三山の烏牛玉は烏で左に「熊野」、右に「山宝」と書いています。
上の神符は、お友達にいただきました。ありがとう。