張り子人形


和紙で作られた張り子人形は、江戸時代の作品が確認されている張り子の産地は京都・大坂・三春(福島)・松本の四カ所だけ。それも松本などは残存数が約50と少ないそうである(千葉惣次『江戸からおもちゃがやってきた』晶文社、この本すてきです。)。歴史は意外に古く、室町時代に中国から輸入した「反不倒」(つまり、起き上がり小坊師のだるまさん)が起源と考えられている。京都から始まった張り子は江戸時代から明治にかけて大坂系と江戸亀戸系にわかれ、大坂系の張り子は松本・会津・高松張り子など、全国化した。

張り子は原型を作って、その上に和紙を何枚も貼り合わせ、乾燥させてから切り裂いて型を除いて目張りし、その上に胡粉を塗って化粧し、彩色する。