金平糖

 永禄2年(1559)に宣教師ルイス・フロイスが織田信長と対面したときの献上品はフラスコ(ガラス瓶)入の金平糖。南蛮菓子の代表格である。砂糖のかたまりのようなものなので、現在はそれほど存在感がないが、果汁を入れたりして風味がよくしてがんぱっている。それに何といっても、あのツノツノの形と華やかな色がかわいい。

 ポルトガルではConfeito。作り方も日本のと同じで、傾斜した鍋を回転させつつ砂糖液をかけていく。核になるものは、かつては芥子の粒だったが、現在ではグラニュー糖である。砂糖は先へ先へと結晶するので、回転させて液をかければ、自然と角ができるが、とても時間がかかるし熟練を要する作業なのである。