| 琥珀糖 | ||
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寒天を削って作る琥珀糖は、外はかりっとして堅そうで、かむと中はふんわり、やさしい甘さがおいしい。昔は名前からして琥珀色していたのだろうが、今はきれいな色がつけられて、透き通って、本当に清涼で美しいお菓子だと思う。
武兵衛さんは、九州の鹿嶋藩に商用で旅行した際、いろいろお土産を用意していったが、何しろ片道二十日の船と徒歩の旅である。土産は腐らない、軽いが第一条件だった。 鹿嶋藩の藩士の皆さんへの土産は扇子に煙草入がほとんど。扇子は3本入、煙草入は5つ入が一セット。殿様の奥方など特別な人には、琥珀糖や「細工菓子七ツ一箱」など菓子類も贈られている。それとも女性だからだろうか。 |
金沢市泉本町村上 武兵衛さんが鹿嶋旅行から持ち帰った土産の内、食べられるものは、そうめん、いったエビ、小倉あめ(1壺180文)、長崎みかん漬(1箱700文)だけ。あとはつまようじやら、うちわやら、浮世絵、御守やら、猪口やら、細々とした数文から数十文の雑貨がどっさり。なんとなく海外旅行に行って小物を大量に買うのと似ている。ところで、小倉飴とはどんな飴。 |
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