陶芸を趣味としている人が身近にいるので何だか親しみ深い神社である。
座摩(いかすり)社の境内の中にあり、お稲荷さんと並んでいる。昔西長堀(今はない。阪神高速が上に架けられている)沿いの信濃町などの瀬戸物町筋に多くあった陶器商人が信仰した神社である。祭神は大陶祇神(おおすえつちのかみ)と迦具突智神(かぐつちのかみ)。もと靱南通2丁目にあったが、明治40年(1907)に市内電車敷設により坐摩神社内に移転された。
この神社の周囲には、陶器製の灯篭などオブジェがひそんでいて、ちょっとびっくりする。全国の窯元から寄せられたものらしい。
「火要鎮」のお札をいただいたが、これはもともと富岡鉄斎書だそうで、ちょっとうれしい。
毎年、7月23日にお祭りがある。これはもともと
大坂一盛んな地蔵盆で、陶器商人の「藏ざらえ市」もあったそうなので、武兵衛さんも行ったことがあったかもしれない。お祭りには
陶器で作られた人形が多数奉納され、大坂の夏の風物詩としてしられていた。しかし戦前150軒あったこの地域の陶器店が減少したり、交通事情から、2000年を最後に休止していた。
2004年夏にお祭り復活。割れたお茶碗がなかったので、招き猫のお茶碗はいただけなかったのだけど、お札と招き猫の土鈴を買いました。境内で行われたジャズも、能登輪島の御神事太鼓もすばらしかった。お祭りが続いてくれたら、本当にうれしい。