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左は私が作成した文化3年(1806)の本両替と銭屋の所在を記した図である。ただし銭屋は比較的大規模な銭屋だけである。
本両替は船場の北部、それも今橋あたりに多いが、銭屋は大坂市中全域に散在する。特に集中しているのが、道頓堀界隈や新町・順慶町の夜店周辺の繁華街、城の近くの代官所などの周辺、市場の周辺など。人びとの集まるところに銭屋がたくさんあることがわかる。その数は本両替をはるかにしのいだ。多くの銭屋は他商売と兼業だったが、有力な銭屋の資力は本両替のそれを上回り、やがて本両替になっていく者もいたのである。